


高齢者専門病院に5年勤務後、オーストラリアに看護研修のため留学
医療法人社団つくしんぼ会訪問看護ステーションつくしんぼ
訪問看護師
母が看護師なのですが、小さいころからあまり家にいなくて寂しい思いをしたので、 自分は看護師には絶対ならないと思っていました。でもある日、母が勤める病院に虫垂炎で入院した時に、看護師として働いている母の温かさ、安心感を感じ、家事もパーフェクトにこなすこんなすごい母が頑張っている看護師ってどんな仕事なのだろうかと思い、看護師を目指すようになりました。
学生の頃から高齢者看護に興味があり、高齢者専門病院で5年間病院勤務をしました。
しかし、患者さんにもっと入り込んだ看護がやりたいと思っていながらも、病棟の忙しさでそんな余裕がありませんでした。病棟での看護は自分の理想とギャップがありました。それで病院を辞め、前から行きたいと思っていた留学を決意。オーストラリアでの訪問看護の実習を受けました。
その時に今の訪問看護ステーションの理事長に会い、日本に戻ったとき往診についたのですが、「なんてあったかい医療をする人なのだろう」と思い、私も患者さんに寄り添ってこんなあったかい医療を提供したいと思い、現在の訪問看護ステーションで働き始めました。
訪問看護って日本人の看護の原点だと思うのです。確かに大変で荷が重いと思うこともありますが本当の意味で人間を見る看護ができると思います。一番嬉しいことは患者さんと家族が私を心待ちにしてくれること。そして、悩みごとを相談してくれたり、逆に私の心配をしてくれたりと身内のように接してくれることです。
ジャズに出逢ったのはジャズバーに行った時、即興のセッション(ホビーリセッション)に飛び込みで参加したのがきっかけです。その時は全然上手く歌えなくてもっと上手になりたいと思い、勉強するようになりました。看護師の仕事はストレスが多いのですが、歌を歌うことで「喜怒哀楽」など自分の感情を素直に表現できます。そこから感性が磨かれて、患者さんの細かい変化にも良く気がつくようになりました。一つのことに集中し過ぎてしまう私は“医療”にどっぷり浸かると煮詰まってしまうのです。
私にとって看護と音楽は共存共栄にあると感じています。音楽には看護師としてバーンアウトしかけた時に助けられ、歌が上手くいかなかった時は看護の仕事に助けられました。
日本では「死」という言葉がタブーとされていますが、「死」が身近にある仕事だから伝えることができると思うのです。「死」についての教育。例えば、おばあちゃんが危篤の状態でお亡くなりなっていく時、お孫さんに対して死が何なのかしっかりと見つめてもらう。だから生きている時間が大切なのだということを老若男女問わず伝えていけたらと考えています。
病気の人には「命の尊さ」を看護で伝えることができると思います。そして、それだけでなく健康な人には歌で、そのことを伝えることができるのではないかと思っています。
訪問看護では患者さんを看護するのはもちろんですが、患者さんを支えるご家族への関わりがとても重要です。双方を支えて、その人たちの持つ価値観や意思を尊重していくことが大事になってきます。その人の心の中に届くような“人間くささ”。一緒に泣いたり笑ったりとことんつきあうのが日本の看護=訪問看護だと信じています。訪問看護の面白さを多くの看護師さんにも感じて欲しいと思います。
〒173-0023 東京都板橋区大山町57-8 1F
ホームページ:http://www.tsukushinbokai.com/
TEL:03-3963-1165
11/27日 20:00~ @Shot Bar England 世田谷区経堂1ー11ー13プレステージ経堂B1F
12/13 20:00~ @Blues&Rock Bar Spoonful http://www.toshima.ne.jp/~denh/
“伝えたい想いは”言葉だけではなく、表情や身振り、雰囲気、歌などいろいろな形で伝わるのではないかと思っています。お話を聞いていて、自然に相手を元気にする、元気を分けてくれる方だと感じました。
高齢社会となった今、在宅や福祉の分野で看護師の需要が増えていますが、病院看護師に比べて明らかに不足しているのが現状です。ブランクのある潜在看護師さんには訪問看護で必要とされるスキル“人生経験”が豊かな方がたくさんいらっしゃると思います。
勤務時間も自分の都合で働きやすい、職場復帰に訪問看護から始めてみてはいかがでしょうか
(甲斐)